MRI検査
MRIとは
MRI検査はドックでなくても、症状に応じて撮影できますので、お気軽にお問い合わせください。
核磁気共鳴現象を利用して生体内部の情報を画像化する画像検査です。CTとは外見上は似ていますが、MRIは磁気を使って体の中を非侵襲的により多くの情報を得ることができる全く異なった医療機器です。
またMRIの画質は磁場(テスラ)による影響が大きく、一般にはこの数値が大きいほど異常検出能が高く撮影時間も短縮できます。
当院では、最新鋭の高磁場MRIシステム(米国/General Electric社製)SIGNA™ Explorer 1.5Tを設置し、さらにノイズを削減する光伝送技術により高画質を実現いたしました。
主な高磁場MRIの利点を列挙致しますと、
- 脳神経や脊髄疾患の異常検出能力が格段に向上。
- 造影剤を用いることなくMRAによる頚部から脳血管の狭窄病変や脳動脈瘤の診断が可能。
- CTでは避けられない放射線被曝は皆無。(定期検査や経過観察においては大変意義の大きいことです。)
- 撮影時間の短縮。(最新のMRI技術では約15分程度で脳MRIと脳MRAの撮影が可能です。)
※MRIは大きな音のする検査ですが、当院では検査中にヘッドフォンから音楽を聞いていただく事が可能です。
医療機関の皆様へ
当院では各医療機関様からの御依頼に応じまして脳・脊椎に加え胸・腹部臓器、整形外科領域のMRI検査を提供させていただきます。最新型1.5T高磁場MRIによる診断技術に加え、ご希望の場合は経験豊富な放射線科専門医による読影レポート(別途、遠隔診断の料金が発生します。)を添付させて頂きますのでご活用ください。
注)現在、造影およびダイナミックMRIのご依頼はお受けできませんので、あらかじめご了承ください。
また、1回の検査につき1部位のご依頼とさせていただきます。
ご不明の点がございましたらお問い合わせください。
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検査申込
「MRI検査依頼書」に必要事項をご記入の上、当院へお電話下さい。
また、「MRI検査について(患者様用)」を患者様にお渡しいただき、MRI検査前にご一読いただきますようお願いいたします。必要書類は、下記よりPDFファイルをダウンロードしてご使用ください。
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検査当日
患者様には、MRI検査当日は予約時間の15分前に当院にご来院いただき、保険証と「MRI検査依頼書」を呈示いただくよう、ご説明ください。 -
検査結果
原則として検査の4日後までに、検査結果をCD-ROMとともに紹介元医療機関様宛に郵送させていただきます。ただし、土日を挟む場合には遅れる可能性があります。
MRI検査の注意事項
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下記の場合はMRI検査を受けることができませんので、ご注意ください。
- 心臓ペースメーカー・埋め込み除細動器・人工内耳・人工中耳を装着されている方。
- 妊娠3ヶ月以内または妊娠が疑わしい方。
- 皮下に鉄片や弾丸が入っている方(特に眼の周囲に微細な金属片が入っている場合は失明することがあります)。
- 狭いところが極度に苦手な方は検査ができない可能性があります。
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下記の場合はMRI検査が可能かあらかじめ担当医に確認が必要となります。
手術にて以下の金属等が体内に留置されている方
(脳動脈瘤クリップ、頭蓋骨固定用金属、シャントチューブ、心臓人工弁、人工骨頭・人工関節、血管内ステント、整形手術等で使用のボルト・プレート、歯科インプラント・義眼、磁石部分が脱着不能な義歯など) -
下記の場合は火傷の可能性がありますので、MRI検査の前に取り外していただきます。
ヘアピン、眼鏡、アクセサリー、すべてのコンタクトレンズ、遠赤外線肌着(ヒートテックなど)、金属のついた下着、かつら、補聴器、時計、ベルト、携帯電話、財布、小銭、磁気カード、皮膚の貼り薬(ニトロダーム、エレキバンなど)など。 -
下記の場合はMRI検査の際に変色したり火傷の可能性がありますので、ご注意ください。
- 刺青やアートメイクのある方。
- アイシャドー、マスカラ、マニキュア等の化粧は検査当日はお控えください。
- 陰茎インプラント、子宮内避妊具、避妊ペッサリーのある方。