※診察予約をご希望の方はお電話にて受け付けております。
頭痛
「頭痛」はありふれた疾患で、生涯有病率は80%を超え、初診患者様の10%が頭痛を主訴としています。多くは1次性頭痛という脳の病変によらないタイプで、緊張性頭痛、片頭痛、群発頭痛がその代表です。
1次性頭痛は直接命にかかわらない頭痛ですが、お薬の不適切な使用により難治性になったり脳梗塞を合併する事があります。大部分の一次性頭痛には有効な治療法が存在しますので、我慢せずに当クリニックにご相談ください。
何らかの脳病変(クモ膜下出血、脳出血、脳腫瘍、髄膜炎)に発生する2次性頭痛は直接命にかかわることがあります。この危険な頭痛を見逃さないために、専門医による問診から病歴の特徴をとらえ、さらにMRI検査による鑑別診断が必須です。
当院の高磁場MRIにより精密な検査を受ける事ができますので、頭痛に悩まされている患者様は外来を受診される事をお勧めします。
物忘れ・認知症
「認知症」は今や稀な疾患ではなくなってきました。65歳以上では10人に1人以上が認知症と診断されています。
アルツハイマー病が有名ですが、その他様々な脳変性疾患、脳血管障害、内科疾患が認知症を引き起こしますので、専門医による問診が不可欠です。
中には治療可能な認知症(慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症、甲状腺機能低下症、脳腫瘍など)が隠されており、見逃すとせっかくの治療機会を失うことになりかねません。
今の医学ではアルツハイマー病など脳変性による認知症を治すことや進行を止めることはできません。認知症治療薬を適切に使用することで患者さんをできるだけ良い状態で長く暮らせるようにすることが重要です。
当院ではMRI検査による脳萎縮度を評価するシステム(VSRAD)を導入し、早期アルツハイマー型認知症の診断支援を行っています。物忘れや認知症が気になる方のご相談を随時受け付けております。
めまい
「めまい」といっても、「グルグルと回る」、「フラフラとふらつく」、「クラクラっと気が遠のく」など様々に表現されます。
原因として内耳性が多いのですが、中枢神経性、全身循環障害性など多岐にわたります。中でも「中枢神経性めまい」は脳梗塞、脳出血、脳腫瘍に起因する場合があり、通常の問診では容易に見逃される危険性があります。
そのため、専門医によるめまい症状の見極めと同時に高磁場MRI検査を行い、早期に病変を発見し治療につなげることが重要です。
しびれ・脱力
「しびれ」という場合、感覚の障害と脱力(麻痺)の両方が合わさって表現されていることが多く、その原因となる障害には、脳や脊椎などの中枢神経疾患や様々な内科疾患に合併する末梢神経疾患が含まれます。
脳からくるしびれとして、脳梗塞や脳出血の初期症状として起こる場合がよくみられます。その他のしびれの原因として脊椎疾患(椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症)が多く、糖尿病やリウマチなどの全身性疾患にも合併します。
しびれは症状の特徴と病歴を詳細にうかがうことで、病変部位を推定していきますが、多くの場合X線撮影や高磁場MRIを組み合わせることで、より正確な診断が可能となります。
脳卒中
次のような症状が一時的に生じた場合は、その後に引き起こる「脳卒中」の前ぶれや危険信号と考えられています。
- 片方の手足や顔がしびれる、もしくは力が入らない。
- ろれつが回りにくい。
- 体がフワフワと浮動するようなめまいがする。
- 言葉が出てこない。
- 物が二重に見えたり、片方の目が見えにくくなる。
このような症状がある場合は早めにご相談下さい。
再発予防のための薬物治療を行うとともに、危険因子である生活習慣病の診断・治療もあわせて開始いたします。
首・肩・腰の痛み
首、肩、腰の痛み、張りや手足のしびれ、脱力などは「脊椎疾患」から起こっている場合があります。
通常のX線で骨変化は診断できますが、内部にある重要な脊髄や神経根を映し出すことはできません。
このため当院ではX線診断のみならず、MRIを用いた正確な診断にもとづき、有効な治療法のアドバイスをいたします。
同時に最新のリハビリテーション機器も設置しておりますので、首、肩、腰の痛みやしびれのみならず各種関節や筋肉の症状緩和にお役に立て下さい。
生活習慣病
「生活習慣病」には、「糖尿病」、「脂質異常症(高脂血症)」、「高血圧」、「高尿酸血症」などがあり、「肥満」や「喫煙」はこれらの病気になるリスクを上げます。
この状態を放置すると、動脈硬化が進行し脳卒中、心筋梗塞などの引き金になります。
脳卒中の既往のある方はもちろん、未病の方に対しても、定期的な検査を通して、これらの病気を早期発見・早期治療することが重要です。